胃拡張捻転症候群を発症した小型犬の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- Gastric Dilatation-Volvulus Syndrome in a Small Dog Breed
- イカクチョウ ネンテン ショウコウグン オ ハッショウ シタ コガタケン ノ 1レイ
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説明
<p>症例はシーズー,去勢雄,12歳齢で,急性の嘔吐と腹囲膨満を主訴に来院した.腹部X線検査にて胃拡張が疑われたため,経皮的減圧を行った.胃からは約1l のガスと液体が抜去された.その後,状態は安定したため経過観察とした.6日後の再診時には一般状態に問題はなく,食欲及び排便も正常であった.しかし,その1カ月後に再度腹囲膨満を呈し,腹部X線検査にて胃拡張捻転症候群が疑われた.一般状態は良好だったため,再度経皮的減圧を行い一晩様子を観察したが,改善が認められなかったため,開腹手術を行った.胃は捻転し,脾臓及び小腸の変位が認められた.腹腔内臓器を整復した後,ベルトループ胃腹壁固定術を実施した.胃拡張捻転症候群は小型犬では報告は少ないが,本症例においては雪の多食が発症に関与した可能性が考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 71 (3), 145-148, 2018
公益社団法人 日本獣医師会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204712613888
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- NII論文ID
- 130006712273
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 028906490
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可