犬の免疫介在性溶血性貧血における血漿α<sub>1</sub>- 酸性糖蛋白測定の有用性
書誌事項
- タイトル別名
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- The Utility of α<sub>1</sub>-acid Glycoprotein Values in Canine Immune-Mediated Hemolytic Anemia
- 犬の免疫介在性溶血性貧血における血漿α1-酸性糖蛋白測定の有用性
- イヌ ノ メンエキ カイザイセイ ヨウケツセイ ヒンケツ ニ オケル ケッショウ アルファ 1 サンセイ トウ タンパク ソクテイ ノ ユウヨウセイ
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抄録
免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断した9例の犬を供試して,血漿中のα1-酸性糖蛋白(α1-AG)値およびC-反応性蛋白(CRP)値を経時的に測定し,その予後判定の有用性について検討した. α1-AG 値およびCRP値はプレドニゾロン等の免疫抑制剤投与により回復した6症例では速やかに低下し基準値に復した. 予後不良であった3症例では,CRP値は測定値に一定の方向性が認められなかったが,α1-AG値は治療後においても低下が認められなかった. これら成績から犬のIMHAの予後判定には,治療後のα1-AG値の変化が有用であると示唆された.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 63 (7), 543-547, 2010
公益社団法人 日本獣医師会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204713603200
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- NII論文ID
- 10026516973
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 10771799
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可