犬の免疫介在性溶血性貧血における血漿α<sub>1</sub>- 酸性糖蛋白測定の有用性

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タイトル別名
  • The Utility of α<sub>1</sub>-acid Glycoprotein Values in Canine Immune-Mediated Hemolytic Anemia
  • 犬の免疫介在性溶血性貧血における血漿α1-酸性糖蛋白測定の有用性
  • イヌ ノ メンエキ カイザイセイ ヨウケツセイ ヒンケツ ニ オケル ケッショウ アルファ 1 サンセイ トウ タンパク ソクテイ ノ ユウヨウセイ

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抄録

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断した9例の犬を供試して,血漿中のα1-酸性糖蛋白(α1-AG)値およびC-反応性蛋白(CRP)値を経時的に測定し,その予後判定の有用性について検討した. α1-AG 値およびCRP値はプレドニゾロン等の免疫抑制剤投与により回復した6症例では速やかに低下し基準値に復した. 予後不良であった3症例では,CRP値は測定値に一定の方向性が認められなかったが,α1-AG値は治療後においても低下が認められなかった. これら成績から犬のIMHAの予後判定には,治療後のα1-AG値の変化が有用であると示唆された.

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