サトウキビ抽出物の飼料添加が子豚の免疫機能に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Dietary Supplement of Sugar Cane Extract on Immune Performance in Growing Piglets
- サトウキビ チュウシュツブツ ノ シリョウ テンカ ガ コブタ ノ メンエキ キノウ ニ オヨボス エイキョウ
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抄録
子豚における末梢血中の各種免疫担当細胞の動態及び生産性に対するサトウキビ抽出物(SCE)の効果について検討した.体重30~70kg時の子豚に抗菌性飼料添加物(AGP)無添加の肥育前期用飼料に0.05%のSCEを添加したSCE添加区,AGPを添加したAGP添加区及び無添加区を設け不断給餌󠄀で飼養した.その結果,細胞性免疫の指標となる遅延型過敏反応(DTH)はSCE添加区が他区より有意に高く,CD4陽性細胞率はSCE添加区がAGP添加区より有意に高かった.増体はSCE添加区がAGP添加区と無添加区より高値を,飼料要求率ではSCE添加区が無添加区より低値を示した.以上のことから,SCEの子豚への給与はヘルパーT細胞免疫応答を増強し,宿主の防御能を高めること,並びに生産性を改善させることが示唆された.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 64 (12), 946-949, 2011
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204714174464
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- NII論文ID
- 10030288561
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 023391718
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可