駿河湾産カイミジンコCypridinidae科の1新種について

書誌事項

タイトル別名
  • A NEW CYPRIDINID OSTRACOD (MYODOCOPINA) FROM SURUGA BAY, CENTRAL JAPAN
  • 駿河湾産カイミジンコCypridinidae科の1新種について〔英文〕
  • スルガワンサン カイミジンコ Cypridinidaeカ ノ 1 シンシュ ニ

この論文をさがす

抄録

東京大学海洋研究所海洋生物生態部門(代表者:堀越増興)による駿河湾における底棲生物の調査から得られたMyodocopina亜目のカイミジンコの報告として,1新種Azygocypridina tanseimaruaeを雌1個体の標本を基に記載した。本種は調査航海KT-78-11の際,土肥沖水深1035〜1050mの海底(St.0T-8)から,2m幅ビームトロールによって採集された。体長4.75mm,体高4.35mm。殼は円形に近い卵形で表面はなめらか。第7肢の形態から本種はKORNICKER(1970)の設けた種群Group II(A. giibber group)に属することになるが,本種の第7肢の形態はGroup IIの他の種とはfingerlike processの数およびその配列の点でかなりの相違が認められる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ