鳥取県, 湖山池の陸水学的観察

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Limnological observation of Koyama-ike, Tottori prefecture

抄録

1) 1959年より1960年の間に5回にわたって湖山池の調査を行なった。<br>2) 2m-4mの浅湖で水温の表層および底層の差は少ない。 8月における表層水温は31.3℃で, 冬季では5.7℃である。<br>3) 透明度の最大は冬季2.0mで, 最小は10月および5月の1.0mである。 また溶存酸素量は夏季は全層にわたって過飽和であり春季および秋季には減少する。 pHでは夏季に, わずかに酸性にかたむくが秋季から春季にかけては7.2-7.6とかなり安定した値を示す。<br>4) 動物性プランクトンは14種, 植物性プランクトンは19種で特に前者として主要なものはSinocalanus tenellus, Mesocyclops leuckarti, Keratella coch. var tecta, K. valga f. tropicaで, 後者としてはMerismopedia punctataが夏季および秋季に多量に出現する。

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 10 (4), 243-250, 1962

    日本水産増殖学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204721222272
  • NII論文ID
    130003864523
  • DOI
    10.11233/aquaculturesci1953.10.4_243
  • ISSN
    21850194
    03714217
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ