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- 関山 和彦
- 横浜総合病院内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Transjugular Intrahepatic Portosystemic Shunt Versus Medical Therapy in the Treatment of Refractory Ascites
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説明
難治性腹水は利尿剤でのコントロールが困難で腹満感,食欲低下,全身倦怠感などの重篤な症状をもたらし患者に辛苦を強いるだけでなく,1年生存率50%と予後も極めて不良である。難治性腹水に対する代表的な治療として本邦では大量腹水穿刺,腹腔静脈シャント(デンバーシャント)およびTIPSが施行されている。腹水改善率は大量腹水穿刺では30%と一時的であるが,デンバーシャントとTIPSでは80~90%と長期的な症状改善に有効である。予後の比較では大量腹水穿刺とデンバーシャントの2年生存率は30%と不良であるが,TIPSの2年生存率は60%と良好である。
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 29 (7), 991-997, 2009
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204733779712
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- NII論文ID
- 10026326028
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- NII書誌ID
- AN10426469
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可