Interval appendectomyの適応と至適手術時期についての検討
書誌事項
- タイトル別名
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- The Optimal Timing and of the Optimal Treatment of an Appendiceal Mass Formed After Rediatric Acute Perforated Appendicitis
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説明
腹腔内膿瘍を合併した穿孔性虫垂炎においては,術中術後合併症のリスクが高いことから,interval appendectomy(IA)の有用性が論じられている。当科のIA症例から,その適応と至適時期について検討した。対象は当科でIAを選択した10例で当院紹介時,全例で虫垂周囲の腫瘤形成を認めた。1例でドレナージ術を施行したが,他の9例はドレナージなしの待機手術とした。抗生剤3剤を投与,炎症所見軽快した後,一旦退院,腹腔鏡下IAを施行した。開腹移行例および術後合併症も認めなかった。Intervalは平均3.5ヵ月であったが,6例は待機中に再燃を認め,5例で緊急IA,1例で再保存的治療後にIAを施行した。再燃したIA症例では糞石を有している症例を多く認めた。IAは,腫瘤形成性虫垂炎の第一選択であると考えられ,3ヵ月のintervalを基本としているが,糞石症例では,緊急IAを要した症例が多いことから,intervalを短くすべきと考えられた。
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 32 (4), 771-774, 2012
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204734621824
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- NII論文ID
- 130004509034
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可