胃癌手術例における周術期DVTスクリーニング法の検討とフォンダパリヌクスによるDVT予防効果

書誌事項

タイトル別名
  • Optimal Strategy for the Diagnosis of Deep Vein Thrombosis and Effects of Fondaparinux Used in Thromboembolism Prophylaxis in Gastric Cancer Surgery

説明

要旨:【はじめに】われわれは胃手術周術期に,D-dimerと下肢静脈エコーを併用してDVTの検出を行っており,その結果と予防的抗凝固薬Fondaparinuxの効果について検討した。【対象と方法】胃手術患者273例を対象とし,術前,術後1,4,7,14病日にD-dimer値を測定し,術前と術後7病日に下肢静脈エコーを行いDVTの検出を行った。Fondaparinux2.5mg/dayを術後2病日より5日間投与し,投与しないcontrol群とDVT発生率を比較した。【結果】DVTは21%に検出された。ROC曲線によるD-dimer値のcut off値は術後7病日のD-dimer値で11.0μg/mL(感度68%,特異度75%)であった。Control群でのDVTの検出は28%,Fondaparinux群では15%であり,DVTの予防効果が示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204737652608
  • NII論文ID
    130004509181
  • DOI
    10.11231/jaem.33.1131
  • ISSN
    18824781
    13402242
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ