術前診断可能であった魚骨による大網膿瘍の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Omental Abscess due to a Fish Bone Diagnosed Preoperatively
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抄録
症例は74歳,女性。既往歴は特になし。臍周囲の皮膚発赤と腹痛を主訴に当院を受診した。腹部CT検査で,大網に線状の高吸収陰影を内部に有する膿瘍を認めた。魚骨による大網膿瘍と診断し,緊急手術を施行した。手術所見では炎症性腫瘤に包まれた大網膿瘍を認め,大網部分切除術を施行した。膿瘍内には魚骨を認めた。炎症性腫瘤は横行結腸に接していたが,明らかな穿孔を認めなかった。手術所見より,横行結腸から大網内へ穿通した魚骨が原因と推測されたが,穿孔部はすでに閉鎖したものと考えられた。術後経過は良好で術後第7病日目に退院となった。術前診断可能であった魚骨による大網膿瘍の1例を経験したので文献的考察を加え報告する。
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 34 (8), 1527-1530, 2014
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204737742336
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- NII論文ID
- 130005062582
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可