Siv3D: インタラクティブアプリケーションのためのC++フレームワーク

  • 鈴木 遼
    早稲田大学基幹理工学研究科表現工学専攻
  • 長 幾朗
    早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Siv3D: A C++ Framework for Interactive Applications
  • Siv3D : インタラクティブアプリケーション ノ タメ ノ C++フレームワーク

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抄録

Siv3Dは,音,画像,様々なヒューマン・インタフェース・デバイス(HID)を扱うアプリケーションを開発できるオープンソースのC++フレームワークであり,複雑なインタラクションを数行から数十行のコードで記述できる特徴を有する.既存のフレームワークよりもコーディングの労力を減らし,一方でコードの可読性を向上させるために,豊富な機能セットを提供するだけでなく,最新のC++言語規格の採用,C++標準コンテナライブラリの拡張,名前付き引数等を用いた実験的かつ進取的なC++ Application Programming Interface (API)設計がなされている.また,実行時の動作についても,非効率なコードやエラーを開発者にわかりやすく通知する仕組みが実装されている.本フレームワークは2013年から2016年までの期間において12,000ダウンロードされた実績があり,ユーザコミュニティによりドキュメント整備・サポートが継続して行われている.

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