塩蔵クラゲのテクスチャーに及ぼす調味料の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Seasoning on the Texture of Salted Jellyfish
- エンゾウ クラゲ ノ テクスチャー ニ オヨボス チョウミリョウ ノ エイキョウ
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抄録
塩蔵クラゲを脱塩後80℃2秒間加熱処理した加熱クラゲを,醤袖,食酢,およびごま油に1分~24時間浸漬し,テクスチャーの変化を調べた.その結果,<BR>1.醤油あるいは食酢浸漬により,クラゲが軟化することがミートシアメーターによる切断強度および官能検査により明らかにされた.これに対して,ごま油浸漬では,クラゲのテクスチャーは変化しなかった.食酢浸漬クラゲは,醤油浸漬より速やかに軟化した.<BR>2.醤油あるいは食酢に30分間浸漬したことにより軟化したクラゲは,テクスチャーが好まれないことが分かった.<BR>この結果より,クラゲの軟化は,クラゲの主要成であるコラーゲンが酸により変性し,コラーゲン繊維間の結合力が弱くなったためと推察された.
収録刊行物
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- Journal of Cookery Science of Japan
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Journal of Cookery Science of Japan 36 (1), 45-49, 2003
The Japan Society of Cookery Science
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204739529600
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- NII論文ID
- 110001171533
- 130004401044
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- NII書誌ID
- AN10471022
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- NDL書誌ID
- 6466634
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- ISSN
- 13411535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可