書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Simultaneous Operations for Strangulation Obstruction and Cesarean Section in Pregnant Women
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説明
妊婦の急性腹症で絞扼性イレウスはきわめてまれである. 今回, 妊娠34週と29週の初産妊婦に発症した絞扼性イレウスに対し, 全身麻酔下に帝王切開術と消化管切除術を同時に施行した症例を2例経験した. 妊婦の急性腹症は, 産科領域疾患との絡み, 理学所見の判断の難しさなどにより, 診断や治療方針に難渋することが多い. しかしイレウスにより母体に引き起こされる脱水, 低血圧, 電解質異常, アシドーシス, 低酸素血症などは胎児にとって致死的であり, 特に消化管壊死, 消化管穿孔の場合, 胎児の全身状態の急激な悪化を認めることがあり, 妊婦のイレウスの場合, 外科治療を遅らせないことが肝要であると思われた.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 24 (3), 124-127, 2004
日本臨床麻酔学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204757824768
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- NII論文ID
- 10012891289
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- NII書誌ID
- AN00330159
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可