反転型人工肩関節の関節窩における合併症予防のための<BR>3Dプリンターの応用

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説明

マッキントッシュ用のフリーソフトであるOsirix®及び実質上フリーのCADソフトにて3Dプリンターで実体模型,カスタムメイドガイドを作成し,反転型人工肩関節置換(以下RSA)の関節窩におけるscapular notching,肩甲上神経損傷などの合併症に対して Patient Specific Instrumentation(以下PSI)として応用したので報告する.CTデータをOsiriXに読み込み,STLファイルとして3Dプリンターサービスへ送信し,肩関節窩の実体模型を作成した.また,CADソフトなどを用いて,関節窩のカスタムメイドガイドを作成し,術前計画を行い,術中にベースプレートの設置に応用し,上記合併症を回避可能であった.プリンターサービス及びフリーソフトにより術前計画を立て,術中に実際の模型と比べることで合併症を回避が可能と考える.OsiriX®及びフリーソフトで作成した実体模型及びカスタムメイドガイドをRSAに対してPSIとして応用した.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 40 (2), 705-710, 2016

    日本肩関節学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204757998208
  • NII論文ID
    130005420581
  • DOI
    10.11296/katakansetsu.40.705
  • ISSN
    18816363
    09104461
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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