肩峰下滑液包内ガングリオン嚢胞に鏡視下手術を施行した1例

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説明

肩峰下滑液包内に発生したガングリオン嚢胞に対して鏡視下手術を施行した1例を報告する.症例は82歳女性,MRI T2強調像で肩峰下滑液包前方に高信号で内部均一で多房性の嚢胞性病変を認めた.穿刺にて黄色で粘稠性の液体を採取したため,肩峰下滑液包内ガングリオン嚢胞と診断し,鏡視下デブリードマンを施行した.右肩前面の腫脹は消失し,術後再発を認めていない.本疾患に対し本術式は有効な低侵襲手術法である.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 40 (3), 1071-1073, 2016

    日本肩関節学会

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