IV-PCAと硬膜外PCA(PCEA)の選択と適応―PCEAの適応―

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タイトル別名
  • Indications for Postoperative Patient-Controlled Epidural Analgesia

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説明

  硬膜外自己調節鎮痛法(patient-controlled epidural analgesia:PCEA)は自己調節鎮痛法(patient-controlled analgesia:PCA)の手法を硬膜外鎮痛に応用したもので,PCAの利点に加え,持続硬膜外投与だけでは鎮痛域が狭少化してしまうことをボーラス投与によって補うことができ,持続硬膜外鎮痛よりも少量の鎮痛薬で同等の鎮痛効果が得られるという利点がある.そこで,術後硬膜外鎮痛を選択した際には,PCAが不適当である症例を除いてPCEAを選択する方がよい.硬膜外鎮痛の利点を考えると,術式としては開胸手術,開腹手術,股関節または膝関節手術はPCEAのよい適応である.しかし,PCEAを考慮する際には,術式だけでなく,患者の血液凝固機能および周術期の抗凝固療法を勘案しなくてはならない.

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参考文献 (12)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204758608768
  • NII論文ID
    130004449914
  • DOI
    10.2199/jjsca.30.683
  • ISSN
    13499149
    02854945
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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