書誌事項
- タイトル別名
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- Introducing a New Technique in Anesthesia for Cesarean Section
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説明
くも膜下モルヒネを帝王切開の麻酔の際に使用することは以前から報告があり,新しい麻酔方法とはいえないかもしれない.しかし日本では多くの施設で硬膜外麻酔併用脊髄くも膜下麻酔が帝王切開では選択されることが多く,くも膜下モルヒネを使用した経験のない麻酔科医も少なくない.昨今,周術期抗凝固療法を行う症例が産科領域で増加し,硬膜外麻酔が施行しにくい症例も増えている.そのような中,くも膜下モルヒネの有効性が再びクローズアップされている.一方,くも膜下モルヒネで発生する呼吸抑制について米国麻酔科学会(ASA)ではガイドラインを提示し注意を喚起している.この状況を踏まえ,各施設で新しい麻酔方法を提案する際に必要な注意点や,麻酔科医だけでなく産科医,助産師,手術室看護師などコメディカルの理解を得るためのコツなどについて,くも膜下モルヒネを導入した筆者の経験を通して紹介したい.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 33 (3), 363-368, 2013
日本臨床麻酔学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204758822528
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- NII論文ID
- 10031171373
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- NII書誌ID
- AN00330159
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可