糖尿病患者の周術期管理

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  • Perioperative Blood Glucose Control in Patients with Diabetes

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説明

  糖尿病は最も頻繁に生じる生活習慣病の一つであり,その周術期血糖管理は重要である.各経口糖尿病薬は,異なる作用機序で血糖降下作用を呈しているため,特有の作用と合併症が存在する.糖尿病患者は,重症化以前より高血糖にさらされており,非糖尿病患者と同様な周術期血糖管理を行うべきか,いまだよくわかっていない.糖尿病患者の急性期血糖管理は非糖尿病患者と異なっている可能性があり,慢性的な高血糖にさらされた糖尿病患者が,急性期において急速に血糖値が変化する(特に低下する)ことは,生体にとって有害であるかもしれない.High levelなエビデンスが報告されるまでは,糖尿病患者の周術期血糖管理はやや高めに維持することを推奨する.

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参考文献 (33)*注記

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