アメリカにおける女性麻酔科医の現状―日米麻酔科医の現況に関する調査を基に―

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status of Women Anesthesiologists in the United States-Based on the Survey of Academic Anesthesiologists in the U.S. and Japan -

抄録

米国における医学部女性応募者数は2003~2004年度に男性応募者を上回る数に達した. これに伴い麻酔科を含めた専門科目を選択する女性医師の重要性が注目されるようになり, 教育機関における女性医師に対する男女差別の改善の必要性が浮き彫りになった. 本論文は米国における女性麻酔科医の現状と, 日米麻酔科医の現況に関する調査結果を紹介した. 最近, 教育機関における男女差別は著しく改善されたとはいえ, この傾向は日米ともいまだに存在し, 女性麻酔科医が助教授以上に昇進する機会は男性より低いのみか昇進までに年月を要した. 注目すべき結果は日本の若手女性麻酔科医は男性数をしのぐ数であるが, この傾向は30歳を超えると消失してしまう点である. これは米国と対照的であり, 女性自身の職業的意識が米国と異なっている点も認められた. さらに, 麻酔科領域で不足しているマンパワー充実のための暫定的な労働緩和策にも言及した.

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参考文献 (13)*注記

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詳細情報

  • CRID
    1390001204759010304
  • NII論文ID
    130004449437
  • DOI
    10.2199/jjsca.24.617
  • ISSN
    13499149
    02854945
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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