特殊不整脈・状態と麻酔管理上の抗不整脈対策 (3)治療抵抗性不整脈(人工心肺離脱時を中心に)

  • 入嵩西 毅
    大阪大学大学院医学系研究科麻酔・集中治療医学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Refractory Arrhythmia in Cardiac Surgery

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説明

開心術中の不整脈は心臓血管麻酔において麻酔科医が当たり前のように遭遇するものであるが,介入の方法とその必要性が手術の場面によって異なる.人工心肺前の不整脈については,抗不整脈薬や電気的除細動によって治療するよりも人工心肺の導入を急ぐ方がよい.人工心肺離脱時に発生する不整脈に対しては,ペーシングや抗不整脈薬,電気的除細動を適宜組み合わせて治療を試みるが,なおも持続する治療抵抗性の不整脈については,血行動態の安定化を目標として経皮的心肺補助装置の使用も考慮せねばならない.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204759193216
  • NII論文ID
    130004450091
  • DOI
    10.2199/jjsca.32.606
  • ISSN
    13499149
    02854945
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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