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- 井上 聡己
- 奈良県立医科大学麻酔科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- The Practical Indication of Defibrillation and Cardioversion for Critical Tachyarrhythmias during Perioperative Periods
説明
最も緊急を要する不整脈は心室細動(VF)と無脈性心室頻拍(pulseless VT)である.これらはただちに心肺蘇生(CPR)と非同期電気的除細動が必要となる.その他の頻脈性不整脈は同期下除細動またはカルディオバージョンを選択することになる.VFとpulseless VTに対しては非同期下の高エネルギーショックを行う.電極の位置に躊躇してはならない.電極はパドルパッドではなく粘着性電極パッドの方がよい.安定したVTは100Jで同期下カルディオバージョンを行う.心房細動(Af)は初めから高エネルギーを用いる方が結果的に高い除細動率となる.発作性上室性頻拍(PSVT),心房粗動(AF)は50~100Jでの同期下カルディオバージョンと低めの出力で効果はある.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 32 (4), 620-623, 2012
日本臨床麻酔学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204759195136
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- NII論文ID
- 130004450094
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可