重症不整脈を有する患者の麻酔管理 (1)重症頻脈性不整脈に対する除細動の適応と実際

書誌事項

タイトル別名
  • The Practical Indication of Defibrillation and Cardioversion for Critical Tachyarrhythmias during Perioperative Periods

説明

  最も緊急を要する不整脈は心室細動(VF)と無脈性心室頻拍(pulseless VT)である.これらはただちに心肺蘇生(CPR)と非同期電気的除細動が必要となる.その他の頻脈性不整脈は同期下除細動またはカルディオバージョンを選択することになる.VFとpulseless VTに対しては非同期下の高エネルギーショックを行う.電極の位置に躊躇してはならない.電極はパドルパッドではなく粘着性電極パッドの方がよい.安定したVTは100Jで同期下カルディオバージョンを行う.心房細動(Af)は初めから高エネルギーを用いる方が結果的に高い除細動率となる.発作性上室性頻拍(PSVT),心房粗動(AF)は50~100Jでの同期下カルディオバージョンと低めの出力で効果はある.

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参考文献 (9)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204759195136
  • NII論文ID
    130004450094
  • DOI
    10.2199/jjsca.32.620
  • ISSN
    13499149
    02854945
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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