確定診断のための生検術後に長期間呼吸管理を要した縦隔リンパ管腫症の1例

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  • A Case of Mediastinal Lymphangiomatosis Requiring Long-term Respiratory Management after Biopsy Surgery for Definitive Diagnosis

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抄録

<p>縦隔リンパ管腫症が疑われ,全身麻酔下に生検術を予定された21歳の女性.両側に多量の胸水を認め,再膨張性肺水腫を防ぐため術前に複数回に分けて胸腔ドレナージを行い,術中は呼吸状態の悪化を認めず管理できた.しかし,術後再度胸水貯留を認め,酸素化の維持に難渋し長期呼吸管理を要した.術中・術直後に呼吸障害を認めなくても,胸水貯留を伴うリンパ管腫症は術後に呼吸障害をきたす可能性が高いため,術前の計画と術後の呼吸・循環管理の対策を講じた上で手術に臨むべきである.</p>

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