書誌事項
- タイトル別名
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- A case of aphemia due to right frontal lesion in a dextral.
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抄録
脳梗塞による右大脳半球病変で右利き交叉性純粋語唖をきたした症例を報告した。症例は61歳の右利き男性で, 母親と弟は左利きである。 1990年11月21日, 急性心筋梗塞の診断で入院中に突然発話不能となった。神経学的には意識清明で, 左不全片麻痺, 著明な発声構音障害, 口部顔面失行を認めた。聴理解・読字・書字は正常であった。失語症, 仮性球麻痺や半側空間無視はなかった。頭部 CT および MRI では右中・下前頭回の限局性の脳梗塞巣が認められた。入院後, 著しい発語の緩徐化, 構音の歪み, dysprosody のために筆談を行なっていたが, 慢性期には構音障害や dysprosody の改善を認めた。本症例は左利きの家族性素因があり, 言語中枢が右半球優位で, 特に右中・下前頭回後部の発声構音に関する中枢が限局して障害されたと推察される。また, 発声構音過程には言語中枢優位側の中・下前頭回が重要な役割を担っていると考えられた。
収録刊行物
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- 失語症研究
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失語症研究 12 (3), 264-270, 1992
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204762562304
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- NII論文ID
- 130004482388
- 50003529234
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- ISSN
- 18806716
- 02859513
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可