書誌事項
- タイトル別名
-
- The Management of Neuromuscular Blockade in Patients with Myasthenia Gravis
この論文をさがす
抄録
<p>重症筋無力症患者でもロクロニウムに対する感受性は一様に亢進しているとは限らないことが明らかとなった.さらに,同患者でのスガマデクスによる筋弛緩拮抗の有効性も報告されるようになり,ロクロニウム投与の安全性は高まっている.しかしわれわれは,ロクロニウムに対する感受性が亢進していて,スガマデクスを使用してもTOF比が回復しない症例を経験した.また,重症筋無力症では障害されるニコチン性アセチルコリン受容体の部位と程度が症例ごとに異なると予想されるため,残存筋弛緩評価においてはTOF比(=神経終末側受容体の機能評価)だけでなく,通常は省略されるT1高モニタリング(=終盤側受容体の機能評価)も合わせて行う必要がある.</p>
収録刊行物
-
- 日本臨床麻酔学会誌
-
日本臨床麻酔学会誌 38 (2), 230-236, 2018
日本臨床麻酔学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204762638720
-
- NII論文ID
- 130006655044
-
- ISSN
- 13499149
- 02854945
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可