心房細動に対する低心機能例での抗不整脈薬を用いた洞調律維持療法の現状と再考

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タイトル別名
  • Antiarrhythmic Drug Therapy for Atrial Fibrillation in Patients with Left Ventricular Dysfunction

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心機能低下に伴う心不全例では,心房細動(AF)は最も合併しやすい不整脈として知られている.こうした症例に対する不整脈治療は,以前はジギタリスを使用した心拍数調節(レートコントロール)が主流であったが,近年の薬物・非薬物治療の進歩によって,AFそのものに対する積極的な治療(リズムコントロール)が可能となってきており,除細動を行って洞調律に戻しそれを維持するリズムコントロール治療と,AFのままで心拍数調節を行うレートコントロール治療と,どちらが臨床的に有益なのかが現在重要な課題のひとつとなっている.ここでは大規模試験の結果を紹介し,心機能低下を合併したAFに対する治療ストラテジーを考察する.

収録刊行物

  • 心電図

    心電図 33 (5), 449-457, 2014

    一般社団法人 日本不整脈心電学会

参考文献 (20)*注記

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