肥厚性硬膜炎を来たした悪性外耳道炎症例

  • 内田 真哉
    京都第二赤十字病院 耳鼻咽喉科・気管食道科

書誌事項

タイトル別名
  • Malignant external otitis with hypertrophic pachymeningitis

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説明

慢性中耳炎の経過中に反復する顔面神経麻痺と舌咽神経麻痺を認めた悪性外耳道炎症例を経験した。本例は82歳の男性で悪性外耳道炎から続発性肥厚性脳硬膜炎を来たした例であった。造影MRI検査にて早期に硬膜の肥厚を診断し、治療を開始することが可能であった。手術治療を含めた3回の入院治療を要したが、脳神経麻痺は回復し、その後2年を経過して再燃を認めていない。本例における顔面神経麻痺の病態および悪性外耳道炎の重症例に対する治療について検討を加えた。

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