Holter心電図法によるSVPC解析の信頼性の検討

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タイトル別名
  • Evaluation of SVPCs in ambulatory electrocardiographic techniques.

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説明

上室期外収縮 (SVPC) に対する抗不整脈薬効果の評価法を確立するため, Holter心電図法を利用し, 信頼性が高く能率的な方法を見い出す検討を行った。<BR>20例のSVPC患者で, 種々の計測法によるSVPC数の測定, 並びに圧縮心電図による実測SVPC数を求め比較した。Avionics社製DCG7による自動解析は実測値と正相関 (r=0.701, P<0.001) を認めたが, 50%以上の誤差が45%の例にみられた。1日に3分間計測は実測値と全く相関がなかった。1時間毎に3分間計測では実測値と正相関 (r=0.730, p<0.001) を認め, 50%以上の誤差は20%の例でみられたのみであった。15分毎に3分間計測では実測値と著明な正相関 (r=0.957, p<0.001) を示し, 50%以上の誤差例はなく, 10%以上の誤差は20%の例でのみみられた。<BR>1時間毎に3分間計測は自動解析より信頼性が高く, 大まかな傾向をみるのには有効であるが, 抗不整脈薬の効果判定を行うのには, 15分毎に3分間計測が望ましいと思われた。

収録刊行物

  • 心電図

    心電図 5 (6), 779-783, 1985

    一般社団法人 日本不整脈心電学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204774325504
  • NII論文ID
    130004245732
  • DOI
    10.5105/jse.5.779
  • ISSN
    18842437
    02851660
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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