対人恐怖心性-自己愛傾向2次元モデルにおける認知特性の検討

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書誌事項

タイトル別名
  • Cognitive Traits in People With Anthropophobic Tendencies :
  • 対人恐怖心性-自己愛傾向2次元モデルにおける認知特性の検討--対人恐怖と社会恐怖の異同を通して
  • タイジン キョウフ シンショウ ジコアイ ケイコウ 2ジゲン モデル ニ オケル ニンチ トクセイ ノ ケントウ タイジン キョウフ ト シャカイ キョウフ ノ イドウ オ トオシテ
  • —対人恐怖と社会恐怖の異同を通して—
  • A Two-Dimensional Model of Narcissistic Personality Comparing Anthropophobic and Social Phobic Symptoms

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抄録

本研究は, 対人恐怖心性-自己愛傾向2次元モデルにおける認知特性の検討を行うことを目的とした。認知特性指標は社会恐怖認知モデル(Clark & Wells, 1995)の偏った信念を参考に選定された。調査対象は大学生595名であり, 対人恐怖心性-自己愛傾向2次元モデル尺度短縮版(TSNS-S)に加えて, 認知特性指標である完全主義尺度・自己肯定感尺度・自己嫌悪感尺度・ネガティブな反すう尺度・不合理な信念尺度・自己関係づけ尺度についての質問紙調査が実施された。その結果, 分析1では各類型の特徴的な認知特性が明らかにされ, 適応・不適応的側面についての言及がなされた。そして, 分析2では2次元モデル全体から見た認知特性の検討を行った。特に森田(1953)が示した対人恐怖に該当すると思われる「誇大-過敏特性両向型」と, DSM診断基準に準じた社会恐怖に該当すると思われる「過敏特性優位型」に焦点を当てながら詳細な比較検討が行われた。

収録刊行物

  • 教育心理学研究

    教育心理学研究 58 (1), 23-33, 2010

    一般社団法人 日本教育心理学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (4)*注記

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