ラッタナコシン地区(バンコク)のショップハウスの空間構成とその変容に関する考察 : 土地所有形態の異なる3地区のショップハウスの比較

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タイトル別名
  • SPATIAL ORGANIZATION AND TRANSFORMATION PROCESS OF SHOPHOUSE IN RATANAKOSIN AREA, BANGKOK : A comparative study of shophouses from three different landowners

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抄録

タイにおけるショップハウスはシンガポールから導入されたとされているが、タイ独自の形式を成立させてきたように思われる。本稿はバンコクのラッタナコシン地区のショップハウス全44棟(地区)に関するフィールド調査をもとにして、その類型を明らかにした前稿に続いて、さらに土地所有形態の異なる寺院所有、王立財産局所有、個人所有3地区に焦点を当て、ショップハウスの変容(増改築)過程について明らかにし、考察している。3つの地区のショップハウスのもともと平面形態も前庭を持つもの(A型)、後庭を持つもの(D型)、庭を持たないもの(C型)とそれぞれ異なっている(A-Eは前稿の類型)。それぞれの地区について細かく住居類型を見ると、それぞれ5つの型を区別することができ、その関係に一定の変容過程を推定することができることを論じた。

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