書誌事項
- タイトル別名
-
- Sanitary insect pests as a carrier of Aspergillus ochraceus
この論文をさがす
説明
タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)とノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)は,多くの乾燥植物質を食害することで著名な食品害虫である。筆者らは,これら2種が人の住環境中に極めて普通に生息していることを明らかにし,更に,両種の体表面と消化管からは公衆衛生上問題となる真菌と細菌が分離されることを明らかにした。両種の体表面からは,真菌の中でもカビ毒産生菌として知られる Aspergillus ochraceus,A. versicolor,A. fumigatus などが分離された。A. ochraceusのオクラトキシンA産生能を調べた結果,タバコシバンムシ分離株では20株中18株に,ノシメマダラメイガ分離株では13株中11株に強い産生能があることが判った。また,一般住宅で捕獲されたコナナガシンクイ(Rhizopertha dominica)から分離されたA. ochraceus1株のオクラトキシンA産生能について調べた結果,前2種と同様に強い産生能があることが判った。
収録刊行物
-
- マイコトキシン
-
マイコトキシン 57 (1), 47-56, 2007
日本マイコトキシン学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204786218880
-
- NII論文ID
- 10021920116
-
- NII書誌ID
- AN00334513
-
- ISSN
- 18810128
- 02851466
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可