アフラトキシン生産カビは8種類のアフラトキシン(アフラトキシン B<sub>1</sub>, B<sub>2</sub>, G<sub>1</sub>, G<sub>2</sub>, M<sub>1</sub>, M<sub>2</sub>, GM<sub>1</sub>, GM<sub>2</sub>)を生産する能力を持つ
書誌事項
- タイトル別名
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- Aflatoxigenic fungus has ability to produce eight kinds of aflatoxins (aflatoxins B<sub>1</sub>, B<sub>2</sub>, G<sub>1</sub>, G<sub>2</sub>, M<sub>1</sub>, M<sub>2</sub>, GM<sub>1</sub>, and GM<sub>2</sub>)
- アフラトキシン生産カビは8種類のアフラトキシン(アフラトキシンB₁,B₂,G₁,G₂,M₁,M₂,GM₁,GM₂)を生産する能力を持つ
- アフラトキシン セイサン カビ ワ 8シュルイ ノ アフラトキシン(アフラトキシン B ₁,B ₂,G ₁,G ₂,M ₁,M ₂,GM ₁,GM ₂)オ セイサン スル ノウリョク オ モツ
- Aflatoxigenic fungus has ability to produce eight kinds of aflatoxins (aflatoxins B1, B2, G1, G2, M1, M2, GM1, and GM2)
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説明
アフラトキシン(AF)生産カビはメジャーAF として AFB1,AFB2,AFG1,AFG2 を生産するが,加えて,これらが水酸化された構造を有するマイナーAF,つまりAFM1,AFM2,AFGM1,AFGM2 のいずれか一つ,または複数を,僅かに生産するものがいることが報告されてきている.メジャーAF の生合成経路はほとんど解明されているが,マイナーAF の生合成経路については不明であった.著者らは,近年,カビ代謝産物 aspertoxin が AFM1 及び AFGM1 の前駆体であること,aspertoxin は,AFB1 及び AFG1 の前駆体 OMST から,OrdA 酵素によって生じることを明らかにした.一方,AFM1 は, AFB1 からは生産されなかった.以上のことから,AF 生産カビは8種類すべての AF を生産する潜在能力を有すること,マイナーAF はメジャーAF 生合成経路から分岐して生じること,さらに,OrdA 酵素が AF の最終的な運命を決定するキー酵素であることが明らかとなった.これによって,カビの AFM1 生産機構は,動物乳汁中に検出される AFM1 のそれとは異なることが証明された.
収録刊行物
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- マイコトキシン
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マイコトキシン 63 (2), 225-235, 2013
日本マイコトキシン学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204786461440
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- NII論文ID
- 130003384024
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- NII書誌ID
- AA12721071
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- ISSN
- 18810128
- 02851466
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- NDL書誌ID
- 027209374
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可