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- MORI Yoko
- 同志社大学研究開発推進機構
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- ERICKSON Donna
- 上智大学,金沢医科大学
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- RILLIARD Albert
- LISMI(Laboratoire d'lnformatique pour la Mecanique et les Sciences de l'Ingenieur)
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- HORI Tomoko
- 国立東京工業高等専門学校一般教育科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Vowel Duration, Intensity, and Articulation Rate on Judgments of Naturalness and Intelligibility of Japanese Learners' English
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抄録
本稿では,日本人が語す英語の「自然さ」「わかりやすさ」を,母音長に焦点をあてた2種類の知覚実験により検討した。刺激文には,日本人英語学習者が発話した英文に,内容語の母音伸長,機能語の母音短縮,挿入母音除去という3種類の音声加工を施した音声刺激を用いた。20人の米語話者と46人の日本人英語学習者が刺激文を聞き,実験1では,発音の「わかりやすさ」を0から100の尺度で評価した。実験2では,2文1組として提示された刺激文の内で「どちらがより自然に聞こえるか」を判断した。その結果,機能語の母音長を短縮し,さらに挿入母音を除去した刺激文をより自然と判断する確率が,米語話者・日本人英語学習者ともに最も高かった。内容語の母音伸長については,米語話者は,より「自然」「わかりやすい」とは判断しなかったのに対して,日本人英語学習者は,逆により不自然と判断した。これらの結果から,日本人英語の「自然さ」「わかりやすさ」に対する母音の長さと強さ,調音速度の影響が示唆された。
収録刊行物
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- 音声研究
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音声研究 18 (2), 30-41, 2014
日本音声学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204786839552
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- NII論文ID
- 110009872246
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- NII書誌ID
- AA11148803
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- ISSN
- 21895961
- 13428675
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- NDL書誌ID
- 025913270
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可