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- マカーシー ジョン J.
- マサチューセッツ大学アマースト校言語学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Studying GEN(<Feature Articles>Development and Elaboration of OT in Various Domains)
- Studying GEN
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抄録
最適性理論における音韻パターンの説明は,1つの階層に序列化された出力制約群を用いてなされる。「制約」に関する理論なのだから当然であり,実際上も「操作」の理論としてはほとんど説明上の役割を持たなかったため,これまでも生成部門GENの操作についてはほとんど議論されてこなかった。しかし,調和的逐次モデルと呼ばれる派生的な最適性理論の台頭とともに,この状況が一変した。調和的逐次モデルと標準的な最適性理論との主要な違いは,前者のGENは「一度に1つの変化しかもたらすことができない」という点にこそある。したがって,調和的逐次モデルに基づいて分析したり説明したりするためには,「一度に1つの変化しかもたらすことができない」ということが,実際のところ何を意味するのかを知ることが鍵となる。そして,そのためにはまさにGENに関する理論が必要となるのである。そこでこの論文は,調和的逐次モデルににおけるGENの役割を解き明かし,GENの特性を発見するための2つの技法について論じる。
収録刊行物
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- 音声研究
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音声研究 13 (2), 3-12, 2009
日本音声学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204787423872
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- NII論文ID
- 110008722593
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- NII書誌ID
- AA11148803
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- ISSN
- 21895961
- 13428675
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- NDL書誌ID
- 10462374
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可