2型糖尿病を有する高齢者への教育的支援の方向づけ

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タイトル別名
  • Educational Support for Elderly People with Type 2 Diabetes—Nurses’ Evaluation of the Potentiality to Change Self-Care Patterns—
  • 2型糖尿病を有する高齢者への教育的支援の方向づけ : 療養スタイルの変化の可能性の評価という看護師の見極め
  • 2ガタ トウニョウビョウ オ ユウスル コウレイシャ エ ノ キョウイクテキ シエン ノ ホウコウズケ : リョウヨウ スタイル ノ ヘンカ ノ カノウセイ ノ ヒョウカ ト イウ カンゴシ ノ ミキワメ
  • ―療養スタイルの変化の可能性の評価という看護師の見極め―

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抄録

<p>目的:2型糖尿病を有する高齢者に教育的支援を行う場面で,外来看護師は教育の方向性をどのように決定するのか明らかにする.</p><p>方法:2型糖尿病を有する高齢者へ教育的支援を行った経験をもつ外来看護師6名に半構造的面接を行い,収集したデータを,グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した.</p><p>結果:12の概念で構成される【療養スタイルの変化の可能性の評価】という現象が明らかになった.看護師が【療養スタイルの変化の可能性を評価】することで,《変化に向けた教育》,《現状維持という方向性》,《方針の見直し》という3つの異なる方向性に至っていた.</p><p>結論:【療養スタイルの変化の可能性の評価】は個々に適した教育の方向性を導くと同時に高齢者の安全を確保するために必要である.一概に変化を目指すのではなく,療養の方向性の検討,目標の共有,意欲の確認を行って《現状維持という方向性》への転換を検討する必要がある.</p>

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