家族介護者に対して訪問看護師が行うグリーフケアとアウトカムの構成概念の検討

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タイトル別名
  • Conceptualizing Actions and Outcomes of Grief Care for Family Caregivers: Survey of Visiting Nurses in Japan
  • カゾク カイゴシャ ニ タイシテ ホウモン カンゴシ ガ オコナウ グリーフケア ト アウトカム ノ コウセイ ガイネン ノ ケントウ

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抄録

本研究は,訪問看護師が行うグリーフケア,看護師が認識した家族介護者のアウトカム,看護師のアウトカムの構成概念を帰納的に明らかにすることを目的とし,各尺度を作成し,全国の訪問看護ステーションに勤務する看護師への郵送による自記式質問紙調査を実施した.<br>質問紙の有効回答(率)は1442(76.1%)であった.グリーフケア尺度は3つに分かれ,療養生活開始から終末期のグリーフケア尺度は3因子構造16項目[α=0.93],臨終時のグリーフケア尺度は1因子構造5項目[α=0.66],看取り後のグリーフケアは3因子構造21項目[α=0.93]になった.グリーフケアの家族介護者のアウトカム尺度は4因子構造19項目[α=0.81],看護師のアウトカム尺度は4因子構造13項目[α=0.73]になった.<br>看護師が行うグリーフケアは,療養生活開始から終末期のグリーフケア,臨終時のグリーフケア,看取り後のグリーフケアの3つが継続的に実施されることで,ケアの実施が相互に高まっていることが示された.

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