介護老人福祉施設と介護老人保健施設におけるアクティビティケアの看護職の役割と学習の認識

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タイトル別名
  • The Roles and Learning Awareness of Nursing Professionals with Regard to Activity Care at Special Nursing Homes for the Elderly and Long-Term Health Care Facilities
  • カイゴロウジン フクシ シセツ ト カイゴロウジン ホケン シセツ ニ オケル アクティビティケア ノ カンゴショク ノ ヤクワリ ト ガクシュウ ノ ニンシキ

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抄録

目的:介護老人福祉施設 (以下特養) と介護老人保健施設 (以下老健) のアクティビティケア (以下AC) の特徴を把握し,ACの看護職の役割と学習の認識を明らかにすることを目的とした.<br>方法:特養255施設と老健135施設の計390施設の看護職にアンケート調査を実施し,有効な回答が得られた特養55部,老健49部の計104部を分析対象とした.<br>結果:ACの看護職の担当業務は「健康状態のチェック」と「実施中の観察」が特養,老健ともに8割を占め,「移動の介助」は老健で有意に担当割合が高かった.また,看護基礎教育で学生が学ぶべきと考えるACの教育内容では,「ACの対象である高齢者の心身の理解」を特養,老健の9割の看護職が認識しており,さらに,「ACの目的と看護職の役割」「臨地実習によるACの実践」の2項目で老健の看護職は特養の看護職に比べ有意に教育の必要性を認識している割合が高かった.<br>結論:ACの看護職の役割は,健康面のアセスメントが主要であったが,老健では施設機能として,ACの看護職の役割が期待されていた.また,老健の看護職は,ACの看護職の役割や臨地実習での実践を,看護基礎教育で学ぶべき内容として認識している割合が高かった.

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