急性冠症候群を発症した糖尿病患者がFirst Medical Contactに至るまでのプロセス

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タイトル別名
  • The Process Getting to the First Medical Contact in Diabetic People Who Developed Acute Coronary Syndrome
  • キュウセイカン ショウコウグン オ ハッショウ シタ トウニョウビョウ カンジャ ガ First Medical Contact ニ イタル マデ ノ プロセス

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説明

<p>目的:急性冠症候群(以下ACS)を発症した糖尿病患者は受診までに多くの時間を費やす.そのため,発症からFirst Medical Contact(FMC)に至るまでのプロセスを明らかにする.</p><p>方法:ACSを発症した糖尿病患者6名に半構造化面接を行い,質的統合法(KJ法)を用いて分析を行った.本研究は著者の所属施設と対象施設の倫理委員会の承諾を得て実施した.</p><p>結果:【糖尿病との向き合い方:どうにもならない状況があっても自分なりに努力】【心筋梗塞への関心:糖尿病の教育を受けても,心筋梗塞の距離感がわからず他人事】【前駆症状の解釈:前駆症状を糖尿病や過労など他の原因と結びつける】【受診の決断:心筋梗塞と推察しているかどうかにかかわらずなんとなく「やばい」と察知】など8つのシンボルマークが明らかになった.</p><p>結論:【糖尿病との向き合い方】や【心筋梗塞への関心】がFMCに至るまでの基盤となっていることより,FMCまでのプロセスを含めた個別的な患者教育の必要性が示唆された.</p>

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