Serotype 1高ウイルス量C型慢性肝炎に対するペグインターフェロンα-2b,リバビリン併用療法の有用性:東北地区における多施設共同研究成績
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- 宮坂 昭生
- 岩手医科大学消化器・肝臓内科
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- 坂本 十一
- 弘前大学医学部消化器・血液・膠原病内科
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- 福田 眞作
- 弘前大学医学部消化器・血液・膠原病内科
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- 後藤 隆
- 秋田大学医学部内科学講座消化器内科学分野
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- 大西 洋英
- 秋田大学医学部内科学講座消化器内科学分野
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- 上野 義之
- 東北大学医学部消化器病態学分野
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- 下瀬川 徹
- 東北大学医学部消化器病態学分野
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- 斉藤 貴史
- 山形大学医学部消化器内科学
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- 河田 純男
- 山形大学医学部消化器内科学(現:兵庫県立西宮病院)
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- 大平 弘正
- 福島県立医科大学消化器・リウマチ膠原病内科学講座
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- 小松 眞史
- 市立秋田総合病院消化器・代謝内科
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- 阿部 弘一
- 岩手医科大学消化器・肝臓内科
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- 鈴木 一幸
- 岩手医科大学消化器・肝臓内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Efficacy of combination therapy of pegylated interferon alfa-2b plus ribavirin for 48 weeks in chronic hepatitis C patients with serotype 1 high viral load: Results of multicenter trial in Tohoku area of Japan
- Serotype1 コウウイルスリョウ Cガタ マンセイ カンエン ニ タイスル ペグインターフェロン アルファ 2b リバビリン ヘイヨウ リョウホウ ノ ユウヨウセイ トウホク チク ニ オケル タシセツ キョウドウ ケンキュウ セイセキ
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説明
セロタイプ1型(Serotype1)高ウイルス量のC型慢性肝炎256例を対象に48週間のペグインターフェロンα-2b(PEG-IFNα-2b)・リバビリン(Ribavirn)併用療法の治療効果,忍容性,安全性について検討した.副作用による中止率は17.8%で,53例に軽度から中等度の副作用が認められた.全例でのsustained viological response(SVR)率44.5%であった.56歳以上と比べて56歳未満の例ではSVR率が著明に高く,PEG-IFNα-2bもしくはRibavirnの減量または両剤減量例は非減量例と比べSVR率は低い傾向にあった.多変量解析では治療前BMI≥23.5,治療前ALT値≥62 IU/L,12週までのPEG-IFNα-2bのアドヒアランス(Adherence)≥80%,12週までのRibavirnのAdherence≥80%がSVRに寄与する有意な因子であった.以上より,serotype1で高ウイルス量のC型慢性肝炎に対する48週間のPEG-IFNα-2b・Ribavirn併用療法は安全で忍容性のある治療であると考えられた.<br>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 52 (10), 652-661, 2011
一般社団法人 日本肝臓学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204793505024
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- NII論文ID
- 10029822412
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 11288580
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可