CA125高値と腹水と不正出血を契機に診断された自己免疫性肝炎の一例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of autoimmune hepatitis diagnosed with elevated value of CA125, ascites, metrorrhagia
  • 症例報告 CA125高値と腹水と不正出血を契機に診断された自己免疫性肝炎の一例
  • ショウレイ ホウコク CA125 タカネ ト フクスイ ト フセイ シュッケツ オ ケイキ ニ シンダン サレタ ジコ メンエキセイ カンエン ノ イチレイ

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説明

<p>症例は60歳女性,201X年8月に全身倦怠感,腹部膨満感,体重増加,不正出血を主訴に前医を受診,多量の腹水とCA125高値を指摘され当院に紹介となった.CTおよび経膣エコーで婦人科悪性腫瘍の存在は否定的で,腹水細胞診も陰性であった.初診時より肝機能障害も認めていたが,入院後の採血で抗核抗体とIgGが上昇していた.腹水コントロール後に肝生検を行い,自己免疫性肝炎,肝硬変に矛盾しない組織像であった.加療により201X+1年1月のCTでは腹水は消失しており,同年5月にはCA125も正常範囲まで低下していた.</p>

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 59 (1), 41-46, 2018

    一般社団法人 日本肝臓学会

参考文献 (16)*注記

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