FDG PET/CTにてFDG集積亢進がみられた巨大肝血管筋脂肪腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of resected huge hepatic angiomyolipoma showing FDG uptake in PET/CT
  • 症例報告 FDG PET/CTにてFDG集積亢進がみられた巨大肝血管筋脂肪腫の1例
  • ショウレイ ホウコク FDG PET/CT ニテ FDG シュウセキ コウシン ガ ミラレタ キョダイ カン ケッカンキン シボウ シュ ノ 1レイ

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抄録

症例は33歳,中国人女性.2011年より1年間で15 kgの体重減少あり,腹部超音波検査で左葉に径10 cm超の巨大腫瘤を指摘され当科紹介受診した.血液検査にて腫瘍マーカーや肝炎ウイルスマーカーは異常なく,肝胆道系酵素にも異常を認めなかった.造影CTでは内部は不均一な早期濃染を示し,平衡相では周囲よりlow densityに描出される腫瘍を認めた.造影超音波ではearly vascular phaseにて壊死部を除く全体が徐々に濃染され,post-vascular phaseにてdefectとなる像が得られた.FDG PET/CTを施行したところFDGの集積亢進(SUVmax=6.1)がみられたため,診断的治療として肝左葉切除術を施行した.切除標本でangiomyolipoma(AML)と診断された.FDG PET/CTにてFDG集積亢進がみられた巨大肝AMLの1例を経験したので報告する.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 55 (7), 392-398, 2014

    一般社団法人 日本肝臓学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (10)*注記

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