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- 尾崎 岩太
- 佐賀県肝疾患対策委員会 佐賀大学保健管理センター
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- 川添 聖治
- 佐賀県肝疾患対策委員会 佐賀県立病院好生館
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- 中山 利浩
- 佐賀県肝疾患対策委員会 国立病院機構佐賀病院
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- 古賀 満明
- 佐賀県肝疾患対策委員会 国立病院機構嬉野医療センター
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- 前山 豊明
- 佐賀県肝疾患対策委員会 前山内科
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- 古賀 義孝
- 佐賀県肝疾患対策委員会 佐賀県総合保健協会
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- 江崎 武春
- 佐賀県肝疾患対策委員会 唐津保健福祉事務所
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- 寺山 理津子
- 佐賀県肝疾患対策委員会 鹿島市保険健康課
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- 古賀 小百合
- 佐賀県肝疾患対策委員会 佐賀市健康づくり課
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- 中山 稔
- 佐賀県医師会成人病予防センター
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- 平井 賢治
- 平井内科・佐賀県医師会肝癌部会
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- 堺 隆弘
- 日本赤十字看護大学
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- 山本 匡介
- 高木病院・国際医療福祉大学
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- 水田 敏彦
- 佐賀大学医学部内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Changes of hepatitis C virus-infected individuals in Saga prefecture during 1992-2006: current status and future prediction
- サガケン ニ オケル Cガタ カンエン ウイルス コウタイ ヨウセイシャ ノ スイイ 1992ネン カラ 2006ネン マデ ノ カン ケンシン ノ ケッカ ト コンゴ ノ ドウコウ ヨソク
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説明
佐賀県は全国でも有数のC型肝炎高罹患地区で,肝癌死亡率も非常に高い.そのため1992年より30歳以上の基本健康診査に抗HCV抗体検査を導入しC型肝炎ウイルス感染者の発見に努めてきた.今回1992年から2006年までの15年間にわたる255,101名の検診結果から抗HCV抗体陽性者の推移を検討した.これを基に人口動態統計と肝癌死亡統計とあわせて1995年から2005年までの変化がその後の10年間も変わらないと仮定して,2015年での抗HCV抗体陽性者の推移,肝癌発生動向を予測検討した.1995年時点では30歳以上の8.34%(43,314名)が抗体陽性であったが,2005年では4.44%(29,566名)に減少,2015年には2.86%(17,231名)になり高齢化が進むと予想される.佐賀県の人口動態との比較から抗HCV抗体陽性者は一般人口の減少率に比して50歳以上ではいずれの年代でも減少率が高く,特に男性での減少が多いのは肝癌死亡の多さを反映しているのではないかと思われた.肝癌死亡は減少に転ずるものの今後10年間は依然として現在の全国平均よりも高い肝癌死亡率が予想される.今後の肝癌発生予防のためには効果的な検診による肝炎ウイルスキャリアの発見とインターフェロンによる早急な介入が重要と思われる.<br>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 50 (3), 122-131, 2009
一般社団法人 日本肝臓学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204795026432
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- NII論文ID
- 10024804873
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 10191328
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可