Primary Peritonitis : 起炎菌の推移と診断・治療について

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タイトル別名
  • Primary Peritonitis : Alteration of its Pathogens, Diagnosis and Treatment
  • Primary Peritonitis キエンキン ノ スイイ ト シンダン

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説明

1.われわれの経験したPrimary Peritonitis 3例を中心に文献的考察を加えた.2.本症の発生頻度は著明に減少しているが, 比較的年少の女児に好発し, 新生児症例の報告も増加している.3.本症の起炎菌では, 肺炎球菌, 連鎖球菌が多数を占めていたが, 時代とともにその割合は減少し, ブドウ球菌, グラム陰性桿菌の増加が著しく, 嫌気性菌の報告もある.4.本症の診断・治療においては, ネフローゼ症候群等の合併疾患のある場合には, 腹腔穿刺を施行しグラム陽性球菌が単独で検出された場合には保存的治療を行う.菌陰性, グラム陰性桿菌の検出, あるいは合併疾患のない場合には試験開腹・ドレナージを行う.

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