書誌事項
- タイトル別名
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- Tracheal Separation for Neurologically Impaired Patients With Severe Aspiration
- ジュウショウ シンシン ショウガイジ ニ タイスル コウトウ キカン ブンリジュツ ノ ケントウ
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説明
【目的】重症心身障害児(以下重症児)では,高度誤嚥がQOLおよび生命予後を悪化させることが知られており,その外科的治療法として,近年喉頭気管分離術が注目されている.今回,われわれは自験例を解析し,喉頭気管分離術の有用性と安全性を評価した.【方法】2004年3月から2005年8月までの18か月間に喉頭気管分離術を行った高度誤嚥を伴う重症児11例(平均年齢16.5歳)を対象として,術前術後経過,合併症,転帰を調べた.また胃食道逆流(以下GER)合併例では,呼吸器障害が高度でなければ噴門形成術を先行することとした.【結果】喉頭気管分離術後,口腔・気道吸引回数が減少し(術前回数5.4±2.0/日,術後回数4.4±1.4/日,p=0.066),room airでのSpO_2は有意に上昇した(術前93.8±3.3%,術後98.0±1.6%,p=0.002).また,肺炎合併の頻度にも改善が認められた.GERは11例中7例(63.6%)に認められ,うち4例に喉頭気管分離術に先立って噴門形成術を施行した.合併症については皮下血腫,気管食道吻合部の縫合不全を各1例に認めたが,いずれもドレナージのみで治癒した.術後5か月から22か月(平均16.6か月)を経過し,全例生存中である.【結論】喉頭気管分離術は安全な術式であり,誤嚥を伴う重症児およびその介護者のQOLを著明に改善した.また,合併するGERに対して噴門形成術を先行することは,呼吸器症状に対するGERの関与を除外することで喉頭気管分離術の適応を明確にするとともに,患者家族がこの手術を受け入れるまでの時間的余裕を提供し,環境を整える上で有用と思われた.
収録刊行物
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- Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons
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Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 43 (1), 7-12, 2007
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204822366848
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- NII論文ID
- 110006201629
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- NII書誌ID
- AN00192281
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- ISSN
- 21874247
- 0288609X
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- NDL書誌ID
- 8711836
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可