書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases With Mucosal Prolapse Syndrome in Children
- 症例報告 小児直腸粘膜脱症候群の2例
- ショウレイ ホウコク ショウニ チョクチョウ ネンマク ダツショウコウグン ノ 2レイ
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抄録
直腸粘膜脱症候群(MPS)は血便を主訴とする疾患で,小児では比較的稀である.その成因として排便異常が関与しており,疾患概念を理解した上で正しい治療を行わないと,再発の可能性がある.今回我々は,小児MPS 2例を経験した.1例は,血便を主訴とした12歳男児で,前医より直腸ポリープとして紹介された.Defecographyでは,肛門挙筋群の運動機能低下を認めた.大腸鏡にて,下部直腸に全周性の隆起型病変を認め,超音波内視鏡所見を総合しMPSと診断した.経肛門的粘膜切除術を施行し,術後排便コントロールを行い,現在まで再発を認めていない.他の1例は,7歳男児で,overflow incontinenceの治療過程で直腸後壁に平坦型のMPS病変が発見された.血便を認めないため,治療は排便コントロールを施行中である.
収録刊行物
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- Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons
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Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 42 (2), 263-269, 2006
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204824777216
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- NII論文ID
- 110004734754
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- NII書誌ID
- AN00192281
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- ISSN
- 21874247
- 0288609X
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- NDL書誌ID
- 7933816
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可