ラパヘルクロージャー^<TM>を用いた腹腔鏡下白線ヘルニア修復術の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Report of Laparoscopic Repair of Pediatric Epigastric Hernia Using Lapa-Her-Closure^<TM>
  • 症例報告 ラパヘルクロージャーを用いた腹腔鏡下白線ヘルニア修復術の1例
  • ショウレイ ホウコク ラパヘルクロージャー オ モチイタ フククウキョウ カ ハクセン ヘルニア シュウフクジュツ ノ 1レイ

この論文をさがす

説明

症例は4歳女児,生後10か月時に脂肪組織を内容とする白線ヘルニアと診断され,経過観察にて軽快しないため手術を行う方針とした.ヘルニア門は剣状突起と臍のほぼ中間点で,1×1cm大の腫瘤として触知した.手術は腹腔鏡下でヘルニア門の直接閉鎖を行った.臍下に5mmカメラ・ポート,左側腹部に5mmワーキング・ポートを挿入.肝円索に覆われた1×1cmのヘルニア門を同定,ヘルニア内容は腹膜前脂肪織であった.ヘルニア門の閉鎖にラパヘルクロージャーを用い同じ穿刺部から左右に向きを変えて挿入したラパヘルクロージャー針で糸をループ状に左右の腹直筋に運針し,皮下で結紮固定した.ヘルニア門を含む上下2cmの距離を左右の腹直筋を非吸収糸にて計7針で縫合閉鎖した.術後経過は良好で,手技的に安全,簡便で,整容性においても満足な結果であった.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ