書誌事項
- タイトル別名
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- INFLUENCES OF CERIUM OXIDE IN CLINKER ON THE PROPERTIES OF CEMENT
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説明
半導体工場で発生する汚泥はSiO2、Al2O3を多く含有することから、セメント工場で処理することが期待されている。しかし、汚泥は同時に酸化セリウム(CeO2)も含有しており、クリンカーおよびセメント物性の変化が危惧される。そこで、本研究ではCeO2を最大で3.13%含有するクリンカーおよびセメントを作製し、各種物性に及ぼす影響を調べた。その結果、CeO2の含有量の増加とともに焼成反応性は若干向上した。試験範囲内ではクリンカーの鉱物組成は同等であったが、セメントの凝結は遅延し、圧縮強さは低下した。これは、CeO2がクリンカー鉱物へ固溶し、水和反応性が低下したためである。
収録刊行物
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- Cement Science and Concrete Technology
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Cement Science and Concrete Technology 66 (1), 237-242, 2012
一般社団法人 セメント協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204828411392
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- NII論文ID
- 130004574700
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- ISSN
- 21873313
- 09163182
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可