高炉スラグ添加セメント硬化体における塩化物イオンの拡散モデル

  • 合田 義
    北海道大学 大学院工学院環境循環システム専攻
  • 岩浅 瑛大
    北海道大学 大学院工学院環境循環システム専攻
  • 名和 豊春
    北海道大学 大学院工学研究院環境循環システム部門

書誌事項

タイトル別名
  • MODELING OF CHLORIDE DIFFUSION INTO HARDENED CEMENT PASTE INCORPORATING GROUND GRANULATED BLAST - FURNACE SLAG

抄録

高炉スラグを添加したセメント硬化体中において塩化物イオンの拡散が抑制されることは知られているが、従来のFickの第2法則ではその拡散を正確に予測することが難しい。本研究では、高炉スラグを添加した時のC-S-Hの性状の変化に注目し、セメント硬化体中の塩化物イオンの物理吸着に及ぼす高炉スラグ添加の影響を、C-S-H表面における反応基であるSiOH基と表面錯体を生成する反応の平衡定数の変化として定量化することを試みた。また、表面錯体モデルを相平衡モデル、多種イオン拡散モデルと連成することにより、高炉スラグ添加セメント硬化体中の塩化物イオンの拡散を定量的に予測できる数理モデルを構築した。

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参考文献 (6)*注記

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