無水セッコウと石灰石微粉末を添加したアルミネート相高含有セメントの流動性と初期水和

  • 青柳 祐司
    東京工業大学 大学院理工学研究科原子核工学専攻
  • 丸屋 英二
    株式会社宇部三菱セメント研究所 宇部センター
  • 一瀬 龍太朗
    東京工業大学 大学院理工学研究科材料工学専攻
  • 坂井 悦郎
    東京工業大学 大学院理工学研究科材料工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • FLUIDITY AND INITIAL HYDRATION OF CEMENT HAVING HIGH ALUMINATE PHASE ADDED ANHYDRITE AND LIMESTONE POWDER

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説明

セメント原料としての廃棄物使用量を維持・拡大していく上で、アルミネート相(C3A)量を増大したセメントの流動性を制御する技術が重要である。本研究ではC3A量を増大させたクリンカーに対して無水セッコウおよび半水セッコウを添加し、さらに石灰石微粉末(LSP)で置換した試料の流動性と初期水和について検討を行なった。その結果、添加セッコウの種類および量に関わらず、LSPの置換はセメントの流動性を著しく改善することを明らかにした。また、無水セッコウとLSPの組み合わせにおいては、SO3量を4%とし、LSPの置換率を10%以上とすることで、C3A量が8%のセメントと同程度の流動性に制御することができた。

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被引用文献 (1)*注記

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