書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON ELECTROCHEMICAL REHABILITATION METHOD USING HPFRCC CONTAINING LITHIUM SALT
説明
塩害とASRの複合劣化構造物に対して電気化学的防食工法を適用した場合に、コンクリート中の鉄筋近傍に集積するアルカリ金属イオンが、ASRによるコンクリート膨張を促進することが懸念されている。そこで本研究では、ASR膨張抑制効果のあるリチウム塩を含有する複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPFRCC)を接着型の陽極システムとして用いることで、鉄筋防食効果とASR膨張抑制効果を併せ持つような新しい電気化学的リハビリテーション手法の可能性について検討を行った。この結果、本工法の適用によって従来の電気化学的防食工法と同程度の鉄筋防食効果が確認されるとともに、電流密度の大きさによらず、HPFRCC陽極層からコンクリート中へのLi+の浸透が認められた。
収録刊行物
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- Cement Science and Concrete Technology
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Cement Science and Concrete Technology 63 (1), 523-529, 2009
一般社団法人 セメント協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204829554560
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- NII論文ID
- 130004745642
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- ISSN
- 21873313
- 09163182
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可