早強セメントをベースセメントとし温度履歴を与えたフライアッシュセメント硬化体の相組成と強度発現性状

  • 佐伯 竜彦
    新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 石川 嘉崇
    電源開発株式会社 茅ヶ崎研究所(〒253-0041神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1-9-88)
  • 須田 裕哉
    琉球大学 工学部工学科社会基盤デザインコース(〒903-0213沖縄県中頭郡西原町千原1)

書誌事項

タイトル別名
  • THE RELATION BETWEEN PHASE COMPOSITION AND COMPRESSIVE STRENGTH OF HARDENED FLY ASH CEMENT PASTE CURED IN TEMPERATURE HISTORY BASED ON HIGH EARLY STRENGTH CEMENT

抄録

<p>本研究は、蒸気養生を模擬し温度履歴を与えたフライアッシュセメント硬化体の相組成と圧縮強度の関係を明らかにするため検討を行った。特に本研究では、早強ポルトランドセメントにフライアッシュを置換した系に着目し、その強度特性と物質移動性状を評価した。その結果、温度履歴を与えた後に水中養生を行うことでフライアッシュの反応は進行した。また、セメント硬化体の相組成に基づきゲル空隙比によって圧縮強度を評価した結果、早強セメント+フライアッシュ系は、材齢初期において普通セメント系と同程度の強度発現を示した。さらに、酸素および塩化物イオンの拡散実験より、早強セメント+フライアッシュ系は高い物質移動抵抗性を示した。</p>

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