長期材齢後の高温環境がフライアッシュ混合モルタルの諸物性に及ぼす影響

  • 木ノ村 幸士
    大成建設株式会社 技術センター社会基盤技術研究部(〒245-0051神奈川県横浜市戸塚区名瀬町344-1)
  • 石田 哲也
    東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻(〒113-8656東京都文京区本郷7-3-1)

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT ON SOME PROPERTIES OF MORTAR INCLUDING FLY-ASH DUE TO HIGH TEMPERATURE CONDITION AFTER LONG AGE

抄録

<p>放射性廃棄物処分施設のセメント系人工バリアには、長期材齢経過後から廃棄体発熱に伴う高温作用が長期間継続する。本研究では、同施設へのフライアッシュ混合セメントの適用を想定し、長期材齢経過後の長期的な高温作用がモルタル硬化体の諸物性に及ぼす影響を評価することを目的として、基礎的な実験検討を行った。その結果、フライアッシュを混合した硬化体では、高温負荷後に一旦連続空隙が大幅に減少した後、高温負荷の継続により連続空隙が増加する傾向が見られ、この傾向は封緘条件でも確認された。水分離脱に限らず継続的な高温負荷自体によってもC-S-Hの構造が変化した可能性が示唆された。</p>

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参考文献 (7)*注記

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